自分はマゾかもしれない。けれど、痛いのとかは嫌だ。
これって本当にマゾなのだろうか?
未経験でSMに興味を持ち始めたM女性の多くが、一度はこの疑問に直面する。
結論から言えば、心配する必要はない。
「M=痛みに耐えること」という思い込みは捨ててしまっていい。
SMには多様性がある。
というより、M女性にもS男性にも多様性がある。
M女性はマゾである前に人間だ。
好き嫌いがあって当然だろう。
一般的な「マゾ」のイメージ
世間一般のSMのイメージはどうしても、印象の強いものが想像される。
鞭で叩かれたり、縛られて苦痛に顔を歪めるような、過激で痛みを伴うものに偏りがちだ。
そういうイメージから「マゾは叩かれるのが好き」「マゾはいじめられて喜ぶ」という認識が先行してしまっている。
その結果「なんちゃってS男性」なんてものも生まれてくる。
M女性と正面から向き合わず、マゾというレッテルだけを見て接してくる勘違い男だ。
しかし、M女性だって人間なんだから、好きなモノや嫌いなモノは人によって違う。
精神的に言葉で責められるのが好きな子もいれば、ルールを決められて命令に従うことに喜びを感じる子、恥ずかしい姿を見られることに興奮する子もいる。
これらは痛みがなくても成立する、立派なSMの形だ。
「マゾだから痛いことも好きにならなければいけない」なんて、ステレオタイプに縛られる必要は無い。
あなたは何に興味があるか
むしろステレオタイプに縛られる方が危険だ。
「自分はMだから我慢しなきゃ」と本心を隠してしまうと、本来お互いの楽しみのためのSMが、ただの嫌な事になってストレスの原因になったりもする。
SMは、S男性とM女性のお互いの深い理解が必要だ。
M女性が好きな事、嫌な事、本当にムリなNGな事。
これらを知ったうえで、S男性はあなたに理不尽を与える。
恥ずかしい事をしたり、痛い事をしたり、命令に従ったら褒めたり、苦手なプレイで苦痛を与えたり。
嫌がることも平気でやる。
そうやってあなたの感情をゆさぶり振り回す。
でも、本当にNGなプレイは絶対に避ける。
そのためにはあなた自身が「自分は何に興味があるか」「何がNGか」をきちんと考えておかなければならない。
プレイ中に細かい心境を推察するのはS男性の力量な所もあるが、少なくともNGについてはプレイ前にS男性と共有しておいた方がいいだろう。
せっかく興味があってSMをしているのに、後で嫌な思い出になってしまってもつまらない。
あなたのNGは何か
とはいえ難しく考える必要は無い。
SMのプレイ説明などを眺めたとき、あなたはそれをどう感じるか覚えておくだけでいい。
例えば「縄で縛られる」というプレイを想像してみてほしい
この3つのうち、どれに当てはまるだろうか
- 興味がある、興奮する、ちょっと怖いけどやってみてもいいかな
- 特に何も感じない
- 生理的に不快感を感じる
この「生理的な不快感」があなたのNGだ。
NGプレイを指定するのは何も悪い事ではない。
SMではスカトロというジャンルもあり、それをNGにするM女性も多い。逆にそれで興奮する女性もいる。
SMにも多様性があっていい
趣味や趣向は人それぞれだ。
特にSMの中では人によって大きく違っている。
「マゾだけど痛いのはNG」というM女性は普通にいる。
だから心配する必要は無い。
「マゾのイメージ」に囚われる必要は無い。
あなたは好きな事を好きだと言っていいし、嫌な事は嫌だと言っていい。
S男性はあなたの好きな事ばかりをしてくれるとは限らないが、NGは絶対に避ける。
あなたも「自分が何をされたら興奮するか」を一度考えてみてほしい。